儲かる農業=高収量 × 高品質

「品質」は㎏単価に影響する
品質は㎏単価に影響を及ぼします。農産物の販売で難しい点は、
『おいしくないトマト』を高く売り続けることができない
ということにあります。
野菜を購入する消費者というのは、かなりシビアな方です。野菜を購入する購買頻度は、おそらく1週間に2~3回程度でしょか。1年間でいえば、100回~150回となります。それを10年、20年、30年と買い続けているのです。
したがって、「指名買いし続けてくれる」品質が重要なのです。

1回は試しに購入してくれるかもしれませんが、毎日の食卓に並ぶとなるとななかな難しいでしょう。
高単価で販売しているからといって、JAMPSのご支援先企業が、消費者が手に取る売価を高くしているわけではありません。例えば、トマトの1パック当たりの予算は300円程度です。
「高収量」は反収UPが重要
収穫量を伸ばすため、栽培面積を単純に広げることはナンセンスです。農業の三大コストといわれる
「人件費」「エネルギー費用」「減価償却費」
は、栽培面積が広くなれば、比例してコストも増えます。
そもそも現状の反収で損益分岐点を超えていない栽培技術にも関らず、栽培面積を単純に広げてしまうと赤字幅が増大するだけです。
例えば、赤字の小売店で、売場面積を広げるとか、多店舗化するといった経営者はいないと思います。儲かっているお店だから、増床や多店舗展開が可能なのです。
損益分岐点に達するにはどれくらいの反収が必要なのか、またさらに、反収を高めてゆける栽培技術の向上が見込めるのかといった裏付けが必要です。

JAMPSのご支援先では、農業未経験の中小企業が新規で農業参入して毎年、反収を伸ばし続けています。大玉トマトでいえば、現状のハウス・設備で反収40tを目標としており、近い将来達成する見込みです。
それができる理由は、全国のご支援先の栽培データを蓄積し、毎年改善を行っているからです。独自の栽培理論に基づいて、同じ農法、施設・設備だからデータを活かすことができるのです。昨今、スマート農業でデータ化することは当たり前になってきていますが、反収を伸ばすためにどう活かすかが重要なのです。
JAMPSモデルの特長
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台風などの災害
鉄骨ハウスだから左右されにくい何十年と農業を続けているプロの農家さんでも天候に左右されてしまうのが農業です。農業未経験であればなおさらです。また、日本では台風や地震など天災のリスクもあります。事業としての安定を求めるためには、収穫量を安定させることができなければ農業事業を成功させることはできません。JAMPSでは植物工場のうち、太陽光利用型植物工場を採用しています。鉄骨ハウスだから、災害にも左右されず栽培を行うことができます。
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農業未経験
全支援先が農業未経験からの参入JAMPSのご支援先は、すべて農業未経験かつ中小企業様です。長年の経験や勘がなくても安定した栽培する必要があります。そこで潅水や温度、湿度、二酸化炭素などを複合環境制御技術を駆使した施設栽培を行っています。また、各種マニュアルや既存の支援先においての現場研修などを実施しています。さらには、栽培開始後もJAMPSが密着してサポートしています。未経験で参入した企業が、農業参入1年目で大玉反収30tと、一般的な農家さんの2倍以上の実績を記録しています。
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土づくり
「土耕栽培」だけど毎年仕入れる日本における多くの太陽光利用型植物工場では、土を使わない水耕栽培が多いようです。農業先進国のオランダの技術に影響を受けているからです。
一方で、JAMPSは「食味」も重要視しているため、水耕栽培ではなく、土耕栽培で栽培を行っています。
しかしながら、農業において「土づくり」は難易度が非常に高いといえます。農業界では、土づくりに最低3年、10年で一人前などといわれる世界です。
JAMPSモデルでは、土耕栽培ですが、土づくりはしません。土も毎年仕入れをし入れ替えていただいています。毎年入れ替える理由は、栽培データを活かすためです。同じ条件で栽培を行わなければ、何がよくて何がよくなかったのかを検証することができないからです。毎年土を入れ替えることにより、検証・改善ができているからこそ、反収を増やすことができているのです。
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苗づくり
「苗づくり」はせず毎年仕入れる苗づくりも行わず、毎年仕入れています。現在では、一般的な農家さんでも育苗はせずに苗を仕入れることが多くなりました。過去に農業参入で失敗した原因から学んだ結果、土づくり同様、苗づくりも難易度が高いため、苗も自分たちではつくることはせず、育苗のプロ農家さんから毎年仕入れています。
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栽培技術
全社、同じ手法で反収を伸ばし続けている1社だけだと1年間に一度の栽培しかできず、データの蓄積にも時間がかかります。しかし、JAMPSのすべてのご支援先で、同じ苗・土・設備・栽培技術で栽培を行っているからこそ、データの蓄積も早く、かつ検証・改善が可能なのです。
また、われわれの栽培技術は、
- 「高品質×高収量」の栽培ノウハウである土耕栽培技術
- 太陽光利用型植物工場による環境制御
を組み合わせた独自の農法です。毎年、改善を繰り返し、反収を伸ばし続け、現在においては大玉トマト反収40tを当面の目標としています。
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販路開拓
2年目で30店舗以上開拓している出荷型トマト直販モデルでは30分~60分、集客型いちご狩り観光農園モデルでは60分~90分を商圏エリアに設定します。 農業参入前に、商圏エリアの小売店を徹底的に調査を行ったうえで販路開拓を進めています。
手取り単価を高めながら、消費者にとって買いやすい価格で販売するには、中間流通を省いた直販できるお店の販路開拓を行っています。
JAMPSのご支援先では、2年目で商圏エリア内のスーパーマーケットなど30店舗以上の販路開拓ができています。また、指名買いしてもらえる品質だからこそリピーターも年々増えています。
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作業効率
各社で事例を共有しながら効率化農業経営において利益を最大化させるためには、農業の三大コストである「人件費」コントロールが重要な要素の1つです。
JAMPSのご支援先各社で作業毎の時間を計測しています。同じハウス・設備・栽培方法だからこそ、作業効率のよい事例を各社で共有しながらブラシュアップしていくということができます。
また全支援先が切磋琢磨できる場として「農業経営研究会」を2か月に1回開催しております。今後さらに作業効率化を進め、1反当たりの利益率を高められるよう取り組んでいます。
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現場指導
現場コンサルティング経験10年以上どれだけよい提案をしたとしても、実際にご支援先で現場スタッフさんに行動してもらえなければ、成果を残すことは困難です。机上の空論に終わってしまっては農業だけではなく、どんなビジネスでも同じく失敗していまいます。
JAMPSのメンバーの多くが、コンサルティング会社出身です。結果を出すために、ご支援先の経営者や幹部の方だけではなく、農場長やパートさんともコミュニケーションを図りながら、密着してサポートをしています。
JAMPS流「儲かる農業」ビジネスモデルを全国展開

JAMPSのビジネスモデルを一言で表すなら、「小さく生んで大きく育てる」です。したがって、ご支援先企業では、栽培面積2反から農業参入し拡大していくことになります。
JAMPSの農業ビジネスモデルは、農業の産業化において今後さらに大きく広がっていくと確信しております。ご支援先同士で競合しないよう1商圏1社のお付き合いに限られせていただいています。
「儲かる農業」を実現する協業体制

ご支援先企業の農業参入および農業経営を成功させるため、各分野の専門家や協力会社と連携し、万全のサポート体制を構築しています。