こんばんは。
設備担当の八百です。
今回は温度管理に関して記載させていただきます。
温度管理は、これまで現在の温度や天気予報等を基に、人間が開けたり閉めたりを行ってきました。
ハウスのサイドなどを手動で開け閉めする仕組みは、導入コストが低いという利点がありますが、
・光合成にとって最適な環境を整えることができていない
・人がずっと近くにいなければいけない
などというデメリットがあります。
そのため、開け閉めを自動化し、判断軸を基に機械が勝手に開け閉めすることで、
・光合成にとって最適な環境にある程度近づけることができる
・人が張り付かなくてもよくなる
ということができます。
農業参入される企業様にJAMPSが提案するハウスには、
天窓(ハウスの上部)と側窓(ハウスのサイド)が自動で開閉する機器を入れています。
また、ハウスの温度を上げる機器として、温風暖房機を入れています。
ITで温度管理をする際、2つの温度を設定します。
①ハウス内の温度を下げる動作を開始する温度
②ハウス内の温度を上げる動作を開始する温度
①に対しては、例えば30℃と設定したとき、
ハウスの温度が30.5°になれば天窓が開き、外気の空気を入れることで、
ハウスの温度が30℃以下に下がれば天窓が閉まる。
また天窓だけでは温度が下がりにくく、31℃まで上がる場合、
サイドも開けることで30℃以下になれば天窓とサイドが閉まります。
もちろん、これは外気が30℃以下であることを前提とします。
②に対しては、例えば20℃と設定したとき、
ハウスの温度が19℃になれば温風暖房機が着き、20℃になるまで加温し、止まります。
①に対して、パッド&ファンや、ヒートポンプ(クーラー)など
②に対して、温湯配管など、その他設備も様々ありますが、
JAMPSモデルでは投資回収可能な範囲での設備内容に抑えています。
ただ、次世代のモデルとして、環境配慮など様々な要素も踏まえた設備設計も検討していきたいと思っております。